新緑の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
さて 私こと
このたび 3月末日をもちまして高知県立文学館を退職することと致しました
館長在職中の8年間は 様々な分野の方々の温かいお力添えをいただきました
あの日あの時を思い起こしながら「感謝」の気持ちでいっぱいです。
「文芸は実人生の地理歴史」という菊池寛の言葉のとおり、時空を超えた古今東西の文学の世界の一端に触れながら仕事をさせていただき、充実した時間を過ごさせていただきました。
しかし「花に十日の紅なし」という言葉もあるように 時代ニーズ対応しうる清新な風も必要かと思われます
当館は平成29年度に20周年という節目の年を迎えますが 今後とも高知県立文学館へのご支援を賜りますようお願いいたします
皆様のご健康とご多幸を申し上げましてお礼の言葉といたします。
平成29年3月29日
高知県立文学館長 元吉喜志男