秋も深まり今日から11月。
文学館は明日2日に開館20周年を迎える。
これまでの20年を振り返り、未来へつなぐ企画として「文学館の文化祭」を開催中だ。
展示をご覧の皆様の様子もさまざま。
一つ一つの展示や文章を、じっくりしっかりご覧になる方々、これまでの企画展のポスターの前で足を止め、想い出話に話が弾んでいるグループ、さらには展示品を丁寧に懐かしそうにご覧になる方々。20年を支えて下さった皆様だ。
一方で、開幕直後、声優さんとして人気が高い、今をときめく小野大輔さんの「土佐日記の朗読」コーナーには、県内外から多くの若者が列をなし、30分間の長時間、スマートフォンを片手に聞き入っていたのは新鮮な驚きだった。
当館も二十歳。
次なる20年に向けて新しいチャレンジの時かも知れない。
まずは今以上に「知っていただき、来ていただける文学館」を目指して、また、一歩を踏み出そうと思う。
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