蒸し暑い日々が続きます。
長いと思っていた「高知100年文学展」も、あと10日ほどとなりました。
高知の100年分の文学を並べてみたことで、見えてきたこともたくさんあります。
100年ほど前から大衆文学が台頭し始め、高知の100年の文学は高知の大衆文学が元気だった100年でもあったこと。
戦時中に高知の若い作家さんが少なく、作品も資料も多くないこと。
戦後、次第に派手に賑やかになってくる本の表紙の色合い。
バブル期の後くらいから、直筆原稿が明らかに少なくなっていること。
そして、電子書籍などによって本という概念がすっかり変わりつつあるこの令和の世の中でも、100年前から変わらない「人と人の絆」がテーマとなっていること。
大切なことがたくさん発見できた企画展だったと思います。
100年前の本を読みながら、100年先に残る言葉を、自分は書くことが出来るのかな、と考えたりもします。
「高知100年文学展」は、6/23(日)まで開催、最終日には素敵なプレゼントももらえるスタンプラリーを実施します。
まだの方も、一度来てくださった方も、ぜひお越しください!(川)