7月9日からスタートした夏企画におデビュー20周年記念 島田ゆか絵本原画展」も9月19日に幕をとじました。
初日・2日は、島田ゆかさんのサイン会、小雨の中にもかかわらず、開始2時間前から長蛇の列、2日間とも定員を超えたお客様にはお断りせざるを得ないという人気のスタートでした。
夏休みの期間中は、ご家族連れなどで賑わい、会期中は.お蔭様で約1万2千人のお客様にご来館いただきました。本当にありがとうございました。
さて、季節は「夏」から「秋」へ・・・。
現在、文学館の企画展示室は入れ替え中。雰囲気もガラリと変わり10月1日からは「源氏物語展~雅のDNA~」が始まります。
「源氏物語」といえば、学校で古文の時間などに学び、誰もがきいたことがある世界に誇りうる日本の古典文学の最高峰です。
ノーベル賞作家の川端康成氏も「殊に『源氏物語』は古今を通じて、日本の最高の小説で、現代にもこれに及び小説はまだなく、十世紀に、このように近代的でもある長編小説がかかれたのは、世界の奇跡として、海外にも広く知られています。」と絶賛しています。
ところが、「その全文を読み通した読者は・・・?」となると、古語の原典ではもとより、現代語訳でも「桐壺」から宇治十帖までの54帖全部を通して読んだ方は、必ずしも多くないのではとも思われます。
この機会に、是非「源氏物語展」に足をはこんでいただき、より身近に感じていただければと思います。
なお、ミュージアムショップでも「源氏物語」バージョンに商品構成も工夫したお待ちしていますので、ぜひお越し下さい。(志)