「宮尾さんの愛したものたち」コーナーの愛用の着物を入れ替えました。
今から約40年前の1979(昭和54)年1月19日、第80回直木賞選考委員会が開かれ、宮尾さんの『一絃の琴』が受賞。
宮尾さんの日記には決定発表当日のことが詳しく書かれており、決定連絡までの落ち着かない気持ちが伝わってきます。
午後8時半、電話で直木賞受賞の知らせを受けた宮尾さんは、今回展示した菊模様の絞り小紋を着て記者会見に向かいました。
当館には、当日の宮尾さんのはにかんだ笑顔が印象的な写真が残されており、直木賞決定の日の着物とともにご覧いただくことができます。
今日は、第163回直木賞発表の日。
この機会にぜひ「宮尾登美子の軌跡~直木賞作家として~」展をご覧ください。
(2020年9月6日までの展示になります。)