幡多郡奥内村(現・大月町)生まれ。詩人。キリスト教的思想を基調とした人間愛に満ちた思想的叙情詩を書き、人生派詩人としての評価が高い。
1906(明治39) 高知県幡多郡奥内村(現・大月町)泊浦に生まれる。少年期を、泊浦、大島、宿毛、中村と転々として過ごす。 |
1920(大正9) 中村(現・四万十市)が大洪水に襲われる。父と共に上京、親族の印刷会社に就職するも、父死去。 |
1928(昭和3) 第一詩集『血の花が開くとき』刊。 |
1932(昭和7) 前年に創刊された詩誌「プロレタリア詩」最終の2冊を編集。 |
1936(昭和11) 左翼運動弾圧のため検挙され、3カ月間留置される。 |
1943(昭和18) 詩集『日本海流』刊。 |
1953(昭和28) 全国ハンセン氏病者詩集『いのちの芽』編集刊。 |
1962(昭和37) 「キリスト新聞」の詩の選者、書評者になる。 |
1987(昭和62) 自選詩集『地球民のうた』刊。 |
1991(平成3) ふるさと四万十川河畔に詩碑「四万十川」が建立される。10月12日、心不全のため死去。85歳(満)。 |
<主な著作>
『血の花が開くとき』
『日本海流』
『海峡』
『地球民のうた』