大連生まれ。両親は高知県出身。作家。詩、小説、評論と表現形式を異にしても、作品には、鋭い感性と深い思索が見られる。
1922(大正11) 中国大連に生まれる。両親は高知県出身。 |
1944(昭和19) 東京帝国大学仏文科に入学。 翌年3月休学し大連へ。大連日僑学校で教員などを勤める。 |
1948(昭和23) 東大に復学(昭和26年卒)。翌年、東大に在籍しながら日本野球連盟に就職。同連盟分裂後はセ・リーグ事務局に移り、昭和39年まで勤める。 |
1959(昭和34) 処女詩集『氷った焰』刊。 |
1970(昭和45) 小説「アカシヤの大連」で第62回芥川賞受賞。 |
1978(昭和53) 昭和51年に28年ぶりに訪れた中国のことを書いた『藝術的な握手』刊行。翌年、第30回読売文学賞受賞。 |
1989(平成元) 詩集『円き広場』で第39回芸術選奨文部大臣賞受賞。 |
1995(平成7) 芸術院賞を受賞(詩歌部門)。翌年、芸術院会員となる。 |
1998(平成10) 勲三等瑞宝章を受章。 「マロニエの花が言った」を発表。翌年、第52回野間文芸賞受賞。 |
2006(平成18) 6月3日、死去。83歳(満)。 |
<おもな著作>
詩集『氷った焰』
『円き広場』
小説『アカシヤの大連』
『マロニエの花が言った』
紀行『藝術的な握手』
評論『手の変幻』
『萩原朔太郎「猫町」私論』
随筆『随筆集サンザシの実』