寺田寅彦記念室に入って正面にある「ミニ企画コーナー」の展示を入れ替えました。
当館では、東日本大震災を契機に開催されている全国文学館協議会の共同展示「3.11 文学館からのメッセージ」に参画し、令和3(2021)年3月1日より1年間、「寺田寅彦と地震9 高知の作家が向き合った地震3」を展示しています。
今回は、馬場孤蝶、橋田東声、田中英光、吉井勇、高浜虚子ら高知県出身もしくはゆかりの作家が書いた関東大震災にまつわる作品の他、今年生誕150年を迎える幸徳秋水によるサンフランシスコ地震の記録をご紹介します。
その瞬間にそれぞれが何に目を止め、何を大切に思っていたのか……さまざまな記録や作品を読み比べることで見えてくる、作家のまなざしを感じ取っていただければと思います。