高知県生まれ。児童文学者。高校教諭や大学の教授を務めるとともに児童文学者としても活躍。『四万十川物語 光っちょるぜよ!ぼくら』で日本児童文芸家協会賞受賞。故郷中村を舞台とした自然豊かな作品や、シリーズもののファンタジー作品などを多く出版している。
1953(昭和28) 高知県幡多郡平田村(現・宿毛市)に生まれる。生後まもなく、中村市(現・四万十市)に移る。 |
中村高校を卒業後、京都で就職するが1年ほどで肺結核となり、療養中宮沢賢治の文学に出会い児童文学を志す。後に立命館大学に入学し、卒業後は高校教諭となる。 |
1991(平成3) 初の単行本となる『星空のシグナル』を刊行。 |
1993(平成5) 『少年の海』を刊行、翌年第23回児童文芸新人賞受賞。 |
1995(平成7) 高校教諭を退き、梅花女子大学文化表現学部教授を経て、後に東海学園大学人文学部教授となる。 |
1999(平成11) 『四万十川物語 光っちょるぜよ!ぼくら』を刊行、翌年第24回日本児童文芸家協会賞を受賞。 |
2002(平成14) 『水の精霊 第Ⅰ部 幻の民』を刊行。のちシリーズ化。 |
2008(平成20) 『幻狼神異記Ⅰ 魔物の棲む少年』を刊行。のちシリーズ化。 |
2013(平成25) 四万十川ウルトラマラソンを題材とした『ラスト・スパート!』を刊行。 |
2019(令和元) 『万人の父になる 佐竹音次郎物語』を刊行、翌年第6回児童ペン賞・大賞受賞。 |
<おもな著作>
『四万十川物語 光っちょるぜよ!ぼくら』
「水の精霊」シリーズ
『ラスト・スパート』
『ビワイチ!』
『結び蝶物語』
評論『児童文学の書き方』
伝記『万人の父になる 佐竹音次郎物語』