新年、明けましておめでとうございます。
時の経つのは早いもので、「令和」も5年となりました。
元号が令和に替わった年に発生した厄介ものが、新型コロナウイルス感染症[COVID-19]。この未知の感染症に振り回され続けてきたのが令和だとも言えますが、感染症に対する知見も蓄積され、ワクチンなども普及してきたおかげで、昨年末からの感染拡大にもかかわらず、街にも随分と活気が戻ってきたように思います。
そんな中、文学館は、例年通り2日から開館しています。
現在は、高知県出身の私小説作家である上林暁展を開催中です。幾度の病に倒れながらも、なお創作意欲は衰えず、左手で書いた直筆原稿など見ごたえのある展示内容となっていますので、是非足をお運びください。
さて、今年は卯年。
兎は跳ねるということで、飛躍・向上の年であり、景気も上向き回復するとも言われますし、新たなことへ挑戦するのに最適な年とも言われています。
文学館も、展示内容の不断の見直しや新しい企画へのチャレンジなどを通じて、常に新たな発見やドキドキ感を感じてもらえる存在となれるよう、努力を重ねてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ここ数年のコロナ禍での閉塞感を完全に跳ね飛ばし、みんなが笑顔で躍動する前向きな年になりますように。(館長)