現在、高知県立文学館では高知県在住のイラストレーター・絵本作家である柴田ケイコさんの絵本原画を展示しています。
柴田ケイコさんからお客様にむけたメッセージや、イラストレーターとして活動をはじめた頃の初期作品のほか、『めがねこ』『ドーナツペンタくん』などの人気絵本の原画まで、約190点の貴重な資料を展示しています。
なかでも大人気なのが、本展のために柴田さんが新しく制作した「ヒゲをはやしてみようパネル」や、コメツブアート、輪投げコーナーです。
「ヒゲをはやしてみようパネル」は、絵に描かれた人物のヒゲをひっぱると裏面に描かれたアゴヒゲアザラシのヒゲが縮むユーモラスな仕掛けとなっており、コメツブアートの米粒には一粒一粒に名前と年齢があり、頭文字を読んでいくと、ある言葉が浮かび上がる仕掛けが施されています。
細かい部分にまで「大人にも子どもにも楽しんでいただきたい!」と願う柴田さんのこだわりや優しさが感じられ、土日はもちろんのこと、平日でも小さな子どもの笑い声が絶えないあたたかな展覧会となっています。
また、今回は「絵本を生み出す側」である関係者からコメントをいただくことができました。編集者、仕事仲間、友人、家族として柴田さんと関わりの深い皆さんからのコメントには、絵本が生まれたきっかけや、柴田さんの素顔など、知られざる貴重なエピソードが満載です。ぜひ会場でご覧ください。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
「柴田ケイコ展~ちゃかぽこカーニバル~」は3月26日(日)まで開催しています!
柴田さんの愛とユーモアあふれる素敵な世界にぜひお越しください。
(福)