新たな年度のスタート、4月。
お堀端をちょっぴり足早で歩く、新入生や新社会人の初々しい姿が多く見受けられます。希望を持ちつつも不安が過る、あの何とも言えない遠い昔の感覚がよみがえってくるようです。
さて、NHKの連続テレビ小説「らんまん」の放送が始まりました。文学館では、これに合わせて常設展企画コーナーを「牧野富太郎と佐川の文学展」に衣替え。また、8日には、フランス革命という激動の時代を懸命に生きる人間の姿を鮮やかに描き出し、誕生から50年を経た今でも根強い人気を誇るベルばらの軌跡をたどる「ベルサイユのばら展」も開幕しました。
コロナ禍による行動制限もほぼなくなり、この3年間の閉塞感からの脱却をめざす令和5年度。文学館では、「ベルばら展」以降も、新鮮な発見や感動、驚きをお届けできるよう知恵を絞った企画を準備しています。
スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしています。
(晋)