朝晩と過ごしやすくなってきましたね。外に出るとフワっと香るキンモクセイの香りに、秋を感じます。キンモクセイの学名は、Osmanthus fragrance Lour. var. aurantiacus Makino。朝ドラ「らんまん」のモデルになった高知県出身の植物学者・牧野富太郎が名付け親なのです。植物学の分類では、白い小さな花をつけるギンモクセイの変種として「キンモクセイ」と名付けられたそうです。キンモクセイの甘い香りの成分は、イライラを鎮め心をリラックスさせる効果のほかに、食欲を抑える効果もあるのだとか…。食欲の秋で、食べたい欲求が抑えきれない!というときは、外で深呼吸するのもいいかもしれませんね。
さて高知県立文学館 常設展企画コーナーでは、「牧野富太郎と佐川の文学展」を開催中です。ドラマは終了しましたが、草花を愛した富太郎と、故郷・佐川を文学の視点からご紹介しています。また、同じく佐川出身の森下雨村にも焦点をあてた「めざめる探偵たち 文豪ストレイドックス×高知県立文学館」も企画展で開催中です。こちらもどうぞお見逃しなく。(山)