新年、明けましておめでとうございます。
藤並の森入口から見る高知城の雄姿に、歴史に連なる今のひとときを感じながら、ゆったりと文学の世界に憩う贅沢…
高知県立文学館は、今年も正月2日から開館。1月5日(日)に閉幕が迫った「追悼市原麟一郎先生 ~土佐民話よ、永遠に~」には、県内の方はもとより、観光客や帰省客らしい皆さまが高知城観光とあわせてお立ち寄りくださっています。
高知城天守閣をご覧になった方は、懐徳館の半券で文学館の観覧料が2割引になりますので、これから高知城にお越しになる方は、ぜひ、東麓の文学館にも足をお運びください。
また、このほかにも観覧料減免の制度がございます。高校生以下は無料。高知県・高知市の長寿手帳をお持ちの65歳以上の方も無料でご覧いただけます。さらに、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者1名の方も無料。その他、各種割引がございますので、窓口でお確かめください。
なお、この観覧料につきまして、皆様にお知らせがございます。
昨今のエネルギー価格をはじめ物価が高騰する中で、何とか経費節減や工夫を重ねてまいりましたが、県立施設の管理経費見直しの一環で、高知県立文学館も今年4月1日から観覧料を改定することとなりました。これにあわせて、料金体系も一部見直しを予定しています。
現在、常設展370円、企画展(常設展含む)500円のところ、4月1日からは、企画展開催のない期間400円、企画展開催期間600円となる予定です。ご来館の皆さまにはご負担をおかけして誠に恐縮ですが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
高知県立文学館では、今年もカルチャーサポーターや高校生サポーターの皆さまなど、ボランティアの方々のご協力をいただきながら、高知県出身やゆかりの作家の方々の足跡を辿り、身近に感じられる展示をはじめ、いろいろな方面から文学に親しむ活動を精力的に展開してまいります。ぜひご愛顧、ご活用のほど、よろしくお願い申し上げます。 (博)