高知と文学者たち
Literary Persons
常設展示では、多士済々50人を超える高知の文学者たちを時代やテーマごとに紹介しています。
文学者たちの生きた時代や前後の出来事を知ることで、作品をより深く味わうことができます。
ここでは、高知県立文学館で展示している文学の一部を紹介します。
自由民権運動と文学
- 1890年頃
自由民権運動は、明治初期の専制政治を排して、国会・憲法をつくり、自由と民権を求めた全国的な政治運動である。運動を広めるため、翻訳小説や政治小説、新体詩などが盛んに書かれたが、当時の翻訳を通して伝わる新しい文化やなじみやすい口語体への試行錯誤が、その後に続く近代文学のあけぼのとなった。 その後、自由民権運動の感化を受けた中江兆民、幸徳秋水、田岡嶺雲もまた評論や文学を通して活躍した。
- 宮崎夢柳
- 植木枝盛
- 坂崎紫瀾
- 中江兆民
- 幸徳秋水
- 田岡嶺雲
『自由は土佐の山間より』で知られるように、当時の高知は、自由民権運動の中心的な役割を果たしていました。