【本の情報】 単行本: 1887(明治20)年10月 市原真影出版 原本は国立国会図書館に1冊あることがわかっているだけの稀覯本。発売禁止になったとも言われている。 石川巌「明治文学稀書解題」によると、石川が百部限定で複
「宮尾さんの愛したものたち」コーナーの愛用の着物を入れ替えました。 「辻が花」と呼ばれる染色技法で染められた訪問着です。この着物は衿から胸元、左袖にかけて柄が集中しており、裾にはあまり模様がないことから、宮尾さんは上半身
【原文】 世皆称怡人吾亦證迷因 烟外尤雲薄醒邊後雨頻 飛花原小歎零蝶或前身 仍抱淹々病江南春復春 病中春日 芙蓉散史 【訓読】 世は皆怡(たの)しむ人を称(たた)え、吾も亦迷因(めいいん)を證(さと)る。 烟外(えんが
【本の情報】 初出:「自由新聞」に1882(明治15)年8月12日~翌年2月8日まで全97回連載。のち続編を「仏蘭西太平記 自由の凱歌続編」と題して「東雲新聞」に1888(明治21)年10月14日~12月9日の間掲載。続
安芸市生まれ。ジャーナリスト、翻訳家、小説家。新聞記者の後「万朝報(よろずちょうほう)」を発刊。「巌窟王」「噫(ああ)無情」などの翻訳小説を連載。圧倒的な人気を得て、当時の文壇に脅威を与えた。探偵小説の祖、大衆文芸の先駆