長岡郡三里村仁井田(現・高知市仁井田)生まれ。作家。山内容堂、後藤象二郎、中江兆民らを描いた『旋風時代』の成功で大衆小説家として一時代を画した。文壇の大御所菊池寛に抗し、「博浪沙」を結成、井伏鱒二・尾崎士郎・田岡典夫・浜
長崎生まれ、高知市育ち。田岡嶺雲の甥。作家。田中貢太郎と出会い、文学の道に進み、「強情いちご」他で直木賞受賞。土佐の風土に生きる武士の世界を描いた『小説 野中兼山』(毎日出版文化賞受賞)は、彼の文学の集大成と言われる。
高知市生まれ。作家。学生時代より、能文家として知られる。博文館に入社後、評論などを執筆。与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」を批判し論争を呼んだ。旅と酒を愛し「十和田湖」などを紹介するすぐれた紀行文を書いた。青森県の蔦
高岡郡口神川(現・四万十町)生まれ。作家。哲学者土田杏村が提唱した「自由大学」に共鳴、長野県上田市と深い関わりを持つ。殊に『箱根用水』(当初『ハコネ用水』)は、長年の調査研究を経、文学の可能性に迫った国民文学の代表傑作と
松山市生まれ。少年期を高知で過ごす。雑誌記者、のちに作家に転身。浅草もの以外に、幕末土佐に取材した歴史小説など、いわゆる土佐ものも多く書いた。 1890(明治23) 愛媛県松山市に生まれる。父は高知県長岡郡長岡村(現・南