東京生まれ、少年期を高知市で過ごす。物理学者、随筆家。漱石と出会い、文学的才能を開花させ、詩心と科学精神が渾然一体となった優れた随筆を数多く執筆した。文明批判や郷土ものにも卓越した文学世界を構成した。 <おもな著作>「団
高知市生まれ。作家。豊富な人生経験を生かし、江戸時代を舞台とした人情味あふれる時代小説を執筆。『あかね空』で直木賞受賞。近年では現代ミステリーにも取り組む。 1948(昭和23) 高知市に生まれる。 1962(昭和37
【解説】 上林が東大の英文科に入学した1924年、イギリスの詩人エドモンド・ブランデンが英文学の講師として赴任しました。 若いブランデンは学生たちに慕われ、3年間その薫陶を受けた上林は、他の教授にはない詩人的な雰囲気に大
【本の情報】 初出:「中央公論」に2018(平成30)年1月号~2020(令和2)年3月号まで掲載 単行本:中央公論新社より2020(令和2)年8月に出版 【作品について】 酒場詩人・吉田類のエッセイ集です。巻末には著者
17世紀の土佐では南学の流動の中で、大高坂芝山(しざん)・黒岩慈庵・谷秦山(じんざん)らがすぐれた漢詩を残したが、なかでも秦山は、気概に富む堂々たる詩を詠じた。 18世紀には、画家的視野で脱俗の境地を詠んだ中山高陽、謡曲