パリ憧憬 -日本人文学者の<フランス>体験-
858円(税込)
目次
ごあいさつ
総解説 今橋映子
第Ⅰ部 先進文明の衝撃と同時代東京
1.19世紀パリ ─マルヴィル写真集から
2.同時代東京風景
3.幕末・明治官僚たちの見た麗都
(コラム:翻訳文学から自然主義まで)
第Ⅱ部 憧憬と葛藤 ─荷風・光太郎
1.都市の遊歩者 ─荷風
1-1 荷風と同時代水彩画家たち
1-2 荷風のパリ・荷風の東京 ─『日和下駄』の世界
2.憧れと乖離 ─光太郎
第Ⅲ部 近代日本美術の仕掛け人 ─岩村透
第Ⅳ部 近代詩歌の息吹
1.三千里わが恋人のかたはらに ─鉄幹・晶子
2.フランスへ行きたしと思へども
(コラム:月下の詩人たち ─サンボリスムと翻訳詩集)
第Ⅴ部 旅情から文明論へ ─藤村
(コラム:広場の発見 ─オプセルヴァトワール広場と万世橋)
第Ⅵ部 放浪の果てに ─1930年代パリ
1.金子光晴
2.1930年代の作家たち
第Ⅶ部 シュルレアリスムの光
第Ⅷ部 土佐人のパリ ─岩村透らを中心に
本展出品の岩村透資料の中から
岩村透略年譜
展示風景
参考文献・主な展示資料・特別資料
備考
A4版 56ページ